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こんな時こそフリーランスの仕事は増える

配信日:2011年

震災の影響で3月は仕事にならなかった人も多いと思います。クライアントさんを見てもそれは同じで、工場が止まったり物流が止まったり、関連企業や子会社が被害を受けたりで、身動きが取れない状態が続いています。

経済を動かし続けることがいかに大事かを実感する日々でもあります。先日、青山通りにあるアジアン・スイーツの路面店に視察に行ったのですが「震災の影響で15時閉店とさせて頂きます」と張り紙が貼ってあり、16時に行った私は買い物をすることが出来ませんでした。「震災の影響と言っても東京は被災地でもないし」と思いましたが、店が閉まっていては経済は動いていないということになります。

このように止まってしまっている企業と取引をしているフリーランスや外部業者の方々にも影響はあるようで、プロジェクト自体が一時中断するわけです。こんな時は「晴耕雨読」、慌てず騒がず勉強をしたり書き物をしたりして知識の吸収に時間を使うのが良いかもしれません。

一方で「この状態がいつまで続くだろうか?」という不安を感じる方もいるかもしれません。企業には予算がありますが、こんな時に多くの企業はお金の優先順位を見直すからです。先日、私のセミナーを開催してくれる研修会社のスタッフの方が言っていました。「このような状況の中でセミナーや人材育成は企業にとって優先順位は低いのです。」

そして新規案件もあまり取れそうにないという悲観論が口をついて出てきました。まあ、わからないでもありません。実は私も以前、同じ恐怖を感じたことがあります。08年のリーマンショック直後のことでした。世の中が一気に不景気のどん底になり、それによって企業はコンサルティング・サービスなど求めないのではないかと考えたのです。

しかし幸いにもこれは杞憂に終わりました。実態は逆で、むしろリーマンショック後のほうが仕事は増えました。しかも嬉しいことに優良なクライアントさんが増えました。何が優良なクライアントなのかは定義の問題ですが、当時を振り返ると、真面目で、かつ他人から学ぼうという意志のある謙虚なクライアントさんが増えたように思います。

「大変な時こそ外部に知恵を求めよう」というのは自前主義でやっている企業にはない発想です。そして自前主義でやっている企業というのは景気や震災に影響されずに自前主義を貫きますから、結局、仕事になどならないのです。

一方でコンサルティングの依頼をするような企業は、こんな時こそ「背中を押される」ようなのです。そこにあるのは事態の改善に着手しないことへの危機感だったり、行動に移すことが重要と考える使命感だったりするようです。

そしてそのように考える企業というのは、先ほど私が定義した「優良なクライアントさん」ばかりです。事実、私の既存クライアントさんで震災によってプロジェクトを中止したり中断したりするところは皆無でした。やる企業はこんな時こそ、ちゃんとやるわけです。

一方で私も矜持を正す思いでした。日頃にも増して、できるだけ多くのアウトプットが出来るよう頑張りました。これはテクニック論ではなくマインド・アティチュード(心の態度)でもあります。

コンサルタントではない仕事をしている人でも、フリーランスのクリエーターや自営業の方でも、やはり同じことです。今いるお客さんに感謝して、今まで以上のアウトプットを生み出すように意識すると良いかもしれません。そうすることで優良顧客は今まで以上に優良顧客になってくれます。

「お客さんが減るのではないか」という不安のなかで、ややもすると集客に意識が集中しがちですが、実は集客よりも顧客満足の向上にこそ注力するのが賢明かもしれません。

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