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一芸を磨く

配信日:2011年

昨日、ある会員さんからメールを頂きました。この方はサラリーマン時代にソニーで盛田さんや出井さんの右腕としてキャリアを積まれた方で、彼らが社内やマスコミでスピーチをする時の原稿を書いていたというキャリアの持ち主です。現在は「社長専門の経営コンサルタント」として活躍されています。

能力のみならず非常に素晴らしいお人柄で、パーソナル・セッションでは「そろそろ書籍を出版されてはどうですか?」という提案をさせて頂きました。そしてこの年末から年始にかけて、随分、考えていただいたようです。そして冒頭のメールを頂いたわけです。

『水野さんのブランド・マネージャーの本も読ませていただきました。(中略)水野さんの本から勇気を得て、私も自らのスピーチライターとしての経験と学びを書き綴っていこうと意を決しました。添付が、その企画書です。まだ、とても荒削りなものですが、志は盛り込んでいます』(1月14日に拝受)

「いよいよ人生が変わり始めましたね」と思いました。書籍を出版するのに必要なのはお金や人脈ではなく、まずは「本当に書くのだ」という意志なのです。そしてそれを継続する力があれば、必ず書籍を出版することはできます。そして書籍の出版によって人生は劇的に転換します。企画書を読んで、早速、出版社をご紹介しようと思いました。

この方のユニークネスは「エクゼクティブ・スピーチ・ライティング」というスキルと実績にあります。世の中に経営コンサルタントは星の数ほどいますが、このようなサービスに専門特化し社長をサポートするというコンサルタントは、私の知る限り皆無です。

これは「一芸を磨く」ということに通じます。この方もソニー時代に「世界レベルの経営者」によって相当鍛えられたとおっしゃっていました。この経歴こそが一芸に他なりません。ご存知のようにブランドとはどこまでいっても専門特化と無縁ではいられません。どんなニッチなことでも良いのです。そして一芸に秀でている人は不思議と世の中を上手く渡っていきます。

極端な話、「一芸」は仕事でなくても良いのです。それはウェブに出てくるブログのテーマをみても納得します。「髪の毛をアップ・スタイルにする動画ブログ」「外国人に英語で和食を教えるブログ」など、このようなニッチで趣味的なブログですら、世間は注目してくれて、その結果、ビジネスになることも多いのです。

そこにはどんな能力があるかというと、私は「勘所を掴む能力」ではないかと思います。やはりどんなことでもあるレベルをこえるには勘所を掴めるかどうかがポイントになると思うのです。要点を掴むのが上手いので、趣味であろうと仕事であろうと、そこそこ上手くやれてしまうのでしょう。

そして勘所を掴むには、やはり「研究心・探究心」が必要です。これは持てと言われて持てるものではなく、やはり好きなことを選択していることが重要になります。

きっとこの会員さんも本当に好きなことに気付くことが出来たのだと思います。だから書籍を書くという決心も出来たに違いありません。応援しています。

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