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何をやるかよりも「どうあるか」

配信日:2012年9月12日

9月。4年生の娘が先週末から中学受験の準備を始めました。
そこでこれからしばらく、土曜日の午後は私の事務所に来て一緒に勉強することにしました。

私は、塾に入れるのはもう少し先だと思っています。
まずは親が子供と一緒に勉強することが大事だと思っています。これは長男の受験でもそうでした。これが結構、楽しかった(笑)。私は学校や塾のように問題の解き方を教えるわけではなく、勉強の仕方を身につけることにフォーカスします。子供にとってはなかなかおもしろい「授業」のようでした。

もちろん塾も必要ですし、娘も5年生になったら予備校に入れるでしょう。しかし勉強が面白いと思えないのに無理やり入れても仕方なく、勉強グセも付いていないのに長時間の授業を受けさせることも考えただけで苦痛です。知識や解き方は集中すれば比較的短期間で身につきます。しかしそのためにはコツ(勉強の仕方)を知っていることが大事ですし、そちらのほうが本当は成果につながります。

さて、最初に娘と話しました。「世の中には勉強のできる子とできない子がいる。その差はなんだと思う?」娘は考えながら答えました。「宿題や勉強を一生懸命やっているかどうか」なるほど。「確かにその通りだ。でも一生懸命やっている子のあいだでも、できる子とそうじゃない子がいるのはどうして?」

みなさんはどう思われますか?
一生懸命仕事をしているのに成功する人とそうじゃない人がいるのは何故か?という設問にも通じるかもしれません。

できる子とそうじゃない子の差。私は娘にいいました。「それは勉強のできる子のやり方をしているかどうかなのだ。どんなテキストを使うか、どんなことを覚えるかはあまり大きな問題じゃない。頭の良し悪しすらたいした問題ではない。それ以前に勉強のできる子がごく普通にやっているやり方を自分もやっているかどうかがその差を生むんだよ。だから今日から勉強のできる子と同じように振る舞いなさい」

私は大学生の時、アルバイトをして小遣いを稼ぐ代わりに中学生を集めて受験専門の塾を開いていました。3年間で120人の受験生を教え、そのほぼ全員が第一希望校に合格しました。そして長男も昨年、第一希望校に合格しました。「お父さんはこれまでいろんな受験生を見てきたんだよ」私自身、自分が受験生の頃にこれを知っていたら、もっと楽だったろうなぁと思っています。勉強で苦労した大人の本音です。

勉強のできる子と同じように振る舞う。
もうお分かりかと思います。これはブランディングにも通じる考え方なのです。何をやるか以前に「ブランドとして振る舞う」ことがブランディングの要諦です。成功しているブランド(または成功者)は業界がどうであれ製品がどうであれ、概ね共通の「ブランドとしての振る舞い」が見られます。ここでは詳しくは書きませんが、拙著「The Brand Bible」で紹介していますのでご興味のある方はどうぞ。

面白いものでたった一日、「勉強のできる子」として振舞っただけなのに娘の様子がちょっと変わったように感じました。なんだか背筋が伸びたというか、いままで散漫だった意識がフォーカスされたというか・・・。行動を意識的に変えるとセルフ・イメージにも影響を与えるのですね。日頃、1時間も机に座っていないのに「3時間がとても短く感じた」と言ってくれました。ありがたい。これはこれでコンサルタント冥利に尽きる言葉です(笑)。

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