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ちょっと自由になれた気がした話

配信日:2012年11月28日

日常の生活で「これがないと生きていけない」というもの、ありませんか?
例えば財布やクレジットカード。例えばパソコン。例えば携帯。私たちは誰でもそのようなものを持っている前提で毎日の生活をしています。

日曜日、私はiPadとiPhoneのアップデイトをしていました。しばらくiTunesに繋げていなかったのでiTunesそのもののバージョンが古く、そこからの作業になりました。直ぐに終わると思ったのですが、様々なアプリもバージョンが古くなっていて(笑)、かなり時間がかかりました。しばらく繋げていなかったと言っても1ヶ月くらいでしょうか。残りの時間表示が「残り13分」とか出るのですが、とても終わりそうにありません。こんなに時間がかかると思わず始めてしまったのですが、ちょうど外出の予定があり私は焦り始めました。「そろそろ出ないといけないけど、終わりそうにないな」しかたがないので私はiPhoneを持たずに外出しました。

ちょっと不安を覚えました。スマホを持たずに外出することが不安に感じる。きっと私のように感じる人は少なくないと思います。「これなしでは生活が成り立たない」一種の依存症的な感覚を持ちました。

しかし3分もするとそんな依存症について考えている自分を自覚(笑)。考えてみれば今日は日曜日で仕事の連絡が入ることもまずないし、メールはその場ですぐに返す必要もない。そもそもちょっと前まではそれほど携帯依存症でもなかったと思いました。スマホになって「情報のハブ」ができてしまい頻繁にチェックするようになっただけのこと・・・。

道を歩きながらスマホのないちょっとした冒険をするようなわくわく感を覚えました。電車に乗ってまわりを見回すと10人中、8人がスマホに向かって一生懸命なにかを打っています。それ自体は良いのですが、きっと自分も日頃はそのようにしているのだなと見ていました。まるで世間の通りを二階の部屋から眺めているような感覚。

ちょっと自由になった気分でもありました。ふと、電車の窓から見ると真っ赤な夕日が落ちていくところでした。思わず金八先生の「贈る言葉」が頭の中で流れてきました(笑)。普通ならiPod機能を使って全然違う音楽を聞いているはずなのに。たったスマホを持たずに外出しただけなのに、日頃考えないようなことを考える体験でした。

日常を見直すというのは、なかなか意識的にはできないものだとも思いました。日常というのは非日常が存在してはじめて成立する概念なのですね。私たちのまわりには、このように透明化していて自覚できないことが多いように思います。仕事もきっと同じですね。なにか新しいことをしようと思って仕事を見直すことはよくあることですが、そのためには今の仕事とは別のことをやってみるのも良いかもしれません。すると敢えて見直すまでもなく、おのずと今の仕事の新たな価値に気づけるように思います。今の仕事にもっと感謝できる瞬間ですね。

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