パスワードを直せば「違う」と言われ、IDを直せば「違う」と言われ

配信日:2013年11月05日

この週末はパソコンとの格闘でした。笑
OUTLOOK 2010(メール)の調子がどうにも悪く、書いた文章を送信しようとするとシステム管理者から「配信不能」のメッセージが出てしまうのです。それも時には送れたり、時にはまったく送れなかったりで、困ってしまいました。

我ながらITリテラシーの低さにうんざりしながら、「Yahoo知恵袋」などにある同じ症例を参考に解決を試みました。一旦は解消できたものの、や がてまた「配信不能」が出るように・・・。本当にストレスが溜まりました。どうやら2010そのものの問題らしいとはわかったのですが、それでも配信不能 がなくなるわけではありません。

どうしたものかと、触っているうちにとうとうメールの受信も出来なくなりました(!)。笑っている場合ではありません。どうやら最初から設定をやり 直したほうがよさそうだ。そして再設定を開始しましたが、今度はパスワードがいうことを聞きません。正しくパスワードを打ち込んでも「IDかパスワードが 違います」と、再三ダメ出しをされ・・・。パスワードを直せば「違う」と言われ、IDを直せば「違う」と言われ、違うパスワードかもしれないと試せば「違 う」と言われ・・・これ以上にストレスのたまることが他にあるかというくらい、疲れ切ってしまいました。

「だいたい、何でもかんでもパスワード、パスワードと、いい加減にしてくれ!」まるでパソコンに私自身のパスワード管理能力を試されているようです。最後はパソコンをほっぽり出して寝てしまいました。

IDとパスワード。現在、私のパソコンには23社のIDとパスワードがホルダーに入っています。パソコン関係、ウェブ通信関係、銀行口座振替サービ ス、クレジットカード決済サービス、ホームページソフト、メルマガソフト、航空会社のマイレージ管理、ノートン、クレジットカード会社、それに旅行の手配 関係やアマゾンまで・・・そしてそのほとんどが「定期的にパスワードの変更」を求めます。その必要性は理解しつつも「もっとシンプルにならないかな」と途 方にくれます。

次の日、結局はパソコンに詳しい友人が助けてくれました。やはり専門じゃないことには手を出さないことです(と、言いながら、こんなITリテラシーの低い自分を何とかしなければと真剣に考えるようになりました)。

「なんでこんなに複雑にしてしまうのだろう?」と質問しました。友人はこう言いました。「何かを解決するときに、ひとつの要素に答えを求めすぎない ことだよ」つまりIDが正しくてもパスワードが間違っていれば「違う」と言われる。その逆もそう。どちらも正しいと思っていても、そうじゃないこともあ る。「結局は、それらを細かく正確にこなしていかなければ、コンピューターは妥協してくれないからね」

言われてみて、確かにその通りです。「一つの要素に答えを求めない」は仕事にも通じるように思いました。たとえばB2Bの法人営業などで、ホーム ページで売上を上げようとしても、多くの場合、それは難しい。集客はできるかもしれません。しかし「売上」になるかどうかは、その次にくる「初回営業」 「商談」「契約」「納品」までの要素がしっかり出来て、初めて売上になるわけです。このすべてを一つずつ、丁寧に正確にこなしていかなければなりません。 また多くの場合、ホームページのみでの集客もかなり厳しいものがあるように思います。ホームページに見込み客が来てくれるまでの「マーケティング」も実に 大切。

なにも、ホームページが悪いわけではない。たまたま、私が例として持ち出しただけのこと。言いたいことは、売上を上げるためにホームページという一 要素のみ見ていると、いつまでたっても問題が解決しないということです。まるでIDとパスワードの順列組合せを延々とやっているようです。

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