人生とはワインのエキシビションのようなものではないか。

配信日:2013年11月11日

先週は水曜日から日曜日まで、クライアントさんと一緒に香港に出張しました。ワイン&スピリッツの国際展示会。ワインの流通量に関して香港は世界第二位。世界中のワイナリーが出展する、世界でも最大規模のトレードショーです。

開催期間中は、自分たちのブランドを香港ベースのインポーターやアジア各国の流通業者に紹介するのみならず、各出展者と会話を交わす中で新しいビジ ネスチャンスの発見もあり、なかなか実りの多い3日間でした。会話のみならず、当然、試飲する機会も多く、そういう意味では「飲みっぱなし」のトレード ショーでもあります。笑

私もどれくらい飲んだでしょう。今、交換した名刺を数えると、83枚あります。口に含んだワインの数は100を優に超えると思われます。試飲の場合、たいていは注がれた量の半分くらいは飲まずに捨てます。しかし、その味が素晴らしい時は・・・迷わずのどを通します。笑

ありがたいことに、色々なブースで試飲をすればするほど、楽しくなります。まるで人生のようです。そう、人生とはワインのエキシビションのようなものではないか。ふとそんな考えが浮かびました。

色々な経験を詰めば積むほど、この場合はワインを試せば試すほど、楽しくなるし知見が増えます。一方、このワインが好きだからと、そこだけに留まれ ば、それはそれで満足できます。ぐるぐる色々なワインを試そうと、一か所に留まろうと、どちらであっても個人の自由です。出来れば自分らしい回り方がいい と思います。意図的にブースを回るのも良いし、当たるを幸いに回るのも良い。

人生もそのようなものでしょう。どちらであってもその人の自由。そしてどちらであっても試飲すること自体を目的にすると、もっと楽しくなるようです。そして商談も弾みます。結果、良き出会いがあり、商売はうまくいき、もっと楽しくなる。

時には飲み疲れて、飲みたくなくなることもあります。人生でもちょっと休憩が必要な時があるように。そしてワイン以外のもの、できれば水を飲みたいと思うこともあります。

人によっては痛飲(つういん)を楽しむ人もいます。意味は読んで字のごとくです(笑)。そういう人生を望む人も、いないではありません。これもまた、その人の望みに従う、その人なりの楽しみ方と言えます。

どのような飲み方もOKだと思います。では何のために飲むのか?「飲むために飲む」というのが正直なところのように感じます。特にそれ以上の目的はありません。しかしながら、そのような飲み方をしていれば、おそらく楽しい時間を過ごせる。これもまた人生につながります。

目的などと難しいことを言う前に、目の前の生活や仕事に集中する。ただそれだけのことで、人生は随分と楽しくなるのでしょう。やはり、ワインの試飲と同じです。

今回はワインの話をテーマに、まるで居酒屋で語るような話のようになってしまい、すみません。日本に帰ったら、また一生懸命仕事をします。笑

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