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時代にあったマーケティング

配信日:2015年2月20日

先日、あるクライアントさんで「共創(Co-creation)」による広告クリエイティブの開発を実施しました。そこではeYeka(アイカ)という共創の専門会社(プラットフォーム)を使いました。世界中に26万人の「クリエイティブ・コンシュマー」を抱えるフランスの会社です。

クリエイティブ・コンシュマーとは、日頃、広告会社やデザイン会社でクリエイティブに携わるプロ、セミプロの人たち、またはクリエイティブを学んでいる学生など、一般消費者ではない「センスのある消費者」です。私たちはeYekaを通じてクリエイティブ・コンシュマーにブランドの課題を提示し、その解決策(クリエイティブ)をコンテスト形式で募集しました。

結果は18ヶ国から42の作品がエントリーしました。そのなかには日本人の発想をはるかに超えるクリエイティブが多く含まれていました。従来であれば広告代理店の業務であったクリエイティブ開発が、いまではこのようにして開発することが出来ます。正直、クリエイティブの開発コストも非常に手頃です。

私がコンサルティングで近年、気にかけていることは「クライアントさんのマーケティングを時代にあわせて一皮も二皮も剥いていくこと」です。eYeka(共創)のみに限りません。ソーシャルメディアでのコミュニケーション、動画マーケティング、アカウントフォーカスの営業戦略、チームMD、ソリューション営業、グローバル・ブランディング、チーム・ブランディング、コンカレント開発、心理的セグメンテーション、インサイト、ストーリー開発・・・。これらのなかには古くて新しいものも含まれます。結局は、それらの手法やスキームを知っていて実施することが「マーケティングの動脈硬化」を軽減し、より環境にフィットするマーケティングを可能にするのです。

おそらく多くの会社では「確立されたマーケティング・スキーム」や「マーケティング文化」があって、時代が変わっても昔からのやり方から離れることが出来ないのではないでしょうか。あるいはマーケター個人は「自社のマーケティングは古い」と分かっていながら、それでも否定することの大変さや、自らの業務を全うする使命感から粛々と現在の仕事を続けていることもあるでしょう。ここに葛藤を見ることが出来ます。

冒頭に紹介した会社さんも、そのような葛藤があったと思います。しかしそれでも新しいことに取組み、結果を出せたのは「そろそろ本気で時代にキャッチアップしなければ」という危機感だったと思います。そのような会社は今後、もっと伸びるし、かつて想像もしなかったような、新たな成長路線や成長パターンを描くでしょう。

私たちのようなマーケティング・コンサルタントが果たす役割の一つは、そのような「時代の先進性」をインストールすることだと思っています。特に大手の会社ほど、それが必要だと思います。今後もマーケティングの革新を促すような仕事を心がけたいと思っています。

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