囚われの身からの解放

配信日:2014年4月9日

先日、ミリオネア100人創出プロジェクトの生徒さんから「稼ぐにはどうしたらよいか」という、非常にシンプルな質問をもらいました。「稼ぐ」ということについて、誰もが関心があることなのに、なぜ、学校や会社ではストレートに教えないのかと思います。

そもそも学校の先生も上司も、稼ぐ(特に意図的に稼げるようになる)についてリアリティがないのが原因です。その点、創業者や独立経営者はリアリティをもって語ることが出来ます。今回はそんな話をしましょう。

さて、稼げるようになるにはいくつかの段階があります。これらの段階を踏むことで「誰でも稼げる」ようになります。具体的には5つの段階があります。最初の段階に進む前に、まず自己の概念を替えなければならない“ゼロ段階”があります。「囚われの身からの解放」です。

囚われの身といわれてもピンとこないかもしれません。囚われの身とは「うまく行かないことを環境のせいにする自分」です。環境に囚われているのでそのように呼びます。景気がどうだ、会社がどうだ、上司がどうだ、競合がどうだ、お客がどうだ、商品がどうだ、または、家庭がどうだ、配偶者がどうだ、子供がどうだ、住んでいる居場所がどうだ、学歴がどうだ、性別がどうだ、勤め人だからどうだ、個人経営者だからどうだ・・・。このような自分の周囲について愚痴をこぼしている状態を「囚われの身」と定義します。

このような状態は、“稼ぐから最も遠い”と言えます。なぜなら上手く稼げないことを「仕方ないよね、だって環境がこうだから」と割り切れてしまうからです。そして「あーあ、俺は不幸だ」と嘆きながら行動を止めてしまう。違うのです。本当はそのうまく行かない環境も「上手くいくための過程」なのです。そう、成功物語は「物語をより面白くドラマチックに演出するために」このような始まり方をするのです。それなのに、ここで諦めてしまうから、そこで終わってしまう。囚われていると自由への脱獄ができないのです。

まずは「すべて自己責任」という世の中のルールを認識することが大事です。悪いことも良いことも、すべては自己責任であり、悪いと思えることは自分で変えていけると考える訓練が必要です。これは訓練なのです。そのような“ゼロ段階”を終了するといよいよ第一段階に上がれます。

第一段階では私たちの精神も訓練されていて、ごく普通に「ポジティブである」ことが出来るはずです。当然、時にはネガティブな心理状態もあります。しかし概ねポジティブ思考で毎日を暮して行けると思われます。「すべては自己責任」と思えると、なんだか心が軽くなるのです。

ただし、ポジティブであるからといって、すぐさま稼げるわけではありません。世の中にはポジティブ思考についての本が溢れています。私もそれらを読み漁ったクチです。正直に申し上げて、「ポジティブ思考はネガティブ思考(囚われの身)よりはマシ」という程度ではないかと実感しています。どれほどポジティブに「稼ぐ」ことを考えていても、なかなか実現しないかもしれません。その原因ははっきりしています。そして、このポジティブ思考への失望感が「次のステージ」に移るきっかけになります。

年別バックナンバー

資料請求・ご相談はこちら ▶

bmwin

『ブランド戦略をゼロベースで見直す!』
ご相談、お問い合わせはこちらから▶