コロナの検証って、ちゃんとやるの?

配信日:2021年2月24日

日本でもワクチンの接種がはじまりました。2月17日より医療従事者4万人を対象に、一般には4月から接種が始まるようですね。ワクチンの効果も発表され始めています。「イスラエル保険省は20日、ファイザー製のワクチンを全2回接種することで、発症を予防する効果が95.8%あったとの調査結果を発表した。(中略)イスラエルは昨年12月から接種を進めており、今月13日までのデータをもとに2回目の接種から2週間経過後の状況を分析した(日経新聞2月22日)」。日本政府はファイザーとの契約で2021年中に1億4400万回(7200万人分)の供給を受けることになっています。そして河野大臣によると、16歳以上の全国民に接種するのに1年かかるとのことですが、おそらく半年後には随分と平時に戻っているのではないか。僕的にはようやくコロナの終息時期が見えてきました。

こうしてワクチンが広がり終息することで、今回のコロナ禍もあまり検証されることなく忘れ去られていくのだろうか。ちょうど100年前のスペイン風邪がそうでした。日本での死者数は45万人とも言われています。あの頃はまだ顕微鏡の性能がそれほど良くなくて、「ウィルス」という概念がなく「菌」だと思われていた。そして2年で終息したのですが、その理由は日本中にウィルスが行き渡り、社会的集団免疫を持ったためだと言われています。興味深いのはスペイン風邪に関する検証やレビューがほとんど存在しないことです。その理由は、戦争のように街が破壊されるような「目に見えて悲惨な状況」がなかったからだと言われています。一方、今回、台湾がコロナの抑え込みにいち早く成功したのはかつてのSARSの経験が活かされているからです。検証・ラーニングをしっかりやった結果、コロナでも先手を打つことが出来たのです。

先日、WHOがコロナの発生源を突き止めるため中国に行きました。調査団がどこまで真実に迫れたかは、中国からWHOへの出資・影響力を考えても無理があると思います。僕はエンロン事件を思い出していました。会社の不正をただすべきアーサーアンダーセン(会計事務所)が、同じ穴のムジナになってエンロンをかばった。結局、エンロンもアーサーアンダーセンも消滅しました。WHOはその事実を自分ごととしてはどうか。今回のWHOの調査結果でも、中国の主張を鵜吞みにする発言もあることから疑いの目が向けられています。そもそも本当に武漢の海鮮市場を視察したかどうか疑わしい。漢字ばかりの国でバスに乗せられてどこに連れていかれたのか。どこか別の市場の看板を「武漢華南海鮮卸市場」の看板に付け替えたのではないか。または1年のうちに完全に市場を作り変えてしまうことだって出来るだろうし、なにより1年もあれば完璧な消毒をしないはずがない。もう、すべてが疑わしくなります。こういう時こそ文春砲のような「暴くチカラ」が必要なのだけれど…。

ビジネスで検証(レビュー)の重要性はずっと言われていますが、なかなかこれが出来ない。その大きな理由はPDCAサイクルのCには「小さなPとDの要素」を含み、要は手間だからです。結果、Aまで辿り着けず、いつもPD、PDの繰り返し。結果、主観的で大雑把なCしか存在しないのです。100年前のスペイン風邪もそうだったから、コロナではあたふたした。今回はちゃんとして欲しいものです。

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