今年のワーケーション報告
配信日:2021年12月10日
今年は3回、ワーケーションに行きました。下田、函館、鹿児島です。本当は金沢にも行く予定でしたが、第5波で中止にしました。僕のワーケーションは2カ月に1回、それぞれ1週間でやっています。これまでの出張ではなかなか行く機会のなかった土地で、しかも歴史が好きなので歴史的なゆかりのある場所を選んでいます。Airbnbを使うから費用も手軽です。それぞれの土地での思い出や感想を紹介しましょう。
下田は5月に弓ヶ浜に行きました。下田の駅からバスで30分というところで、本当に海しかないような場所でした。ちょうどこの時、広告代理店さんから依頼されたオンラインフードデリバリーの日本市場参入プランを作っていて忙しかったので、こころを落ち着けて取り組む、かつ気分転換をするには最適な場所だったと思います。なによりキンメダイの美味さと地酒に癒されました。仕事が一段落した日の午後、龍宮窟に行きました。
いいところでしょう。まるで「紅の豚」のポルコ・ロッソのアジトです(笑)。弓ヶ浜から県の自然遊歩道を歩いていきました。途中の海岸絶壁やマイナスイオンの森の風景もまた素晴らしい。心配だったのは仕事の電話が入っても「圏外」になること。案の定、街に着いたら代理店さんからの連絡が入っていました。失礼しました。最終日は市内にある玉泉寺、タウンゼント・ハリスの記念館にも寄りました。
函館は7月に行きました。函館戦争、五稜郭、土方歳三。もっぱら歴史探索のために選んだ土地です。幕末に始まり、戊辰戦争、西南戦争まで、この時期の歴史は文字通り勝者と敗者の栄枯盛衰が所々であり、どれだけ知っても足りません。7月の北海道は爽やかでした。この時は「数字とブランド」を書き始めたタイミングで、たいていは朝6時くらいから執筆して、そのまま午前中にオンラインでクライアントさんとセッションという流れでした。そして午後は歴史探索。それに市内観光もしました。函館山からの夜景は言うに及ばず、夜の港も良い雰囲気です。そしてグルメ。北海道の食材については予定通りで何も言うことはありません。予定外は塩ラーメンに入っていた麩でしょうか。また1日は大沼公園までアウティングしました。
こちらもいいところでしょう。レンタサイクルを借りて湖畔をゆっくり走る。もちろんマスクを外して(笑)。途中で大鷹や異常に大きな鳶もいたりして、「そのうちヒグマでも出やしないか」と、大自然にビビりながらの休日です。
鹿児島は11月に行きました(本当は9月に金沢にいくはずだった)。島津斉彬、西郷隆盛、大久保利通、その他加治屋町が生んだ明治日本の偉人は言うに及ばず、知覧の特攻平和会館も実に考えさせられる場所でした。仕事は比較的ゆるやかで、ほとんど遊びに行ったようなワーケーションでした。しかし想像以上に見るところが多く、あらためて鹿児島は九州の中でも独特なコンテンツを大量に持っている土地なのだと実感しました。コンテンツの豊富な土地は食文化も素晴らしい。黒豚、黒牛、錦江湾の魚介類、鹿児島ラーメン(博多ラーメンとはまるで違うものでした)、安くて美味い芋焼酎。やばいことに1週間で3キロほど太りました。そして、やはり1日はアウティングに当てました。今回は霧島アートの森。
鉄道を乗り継ぎ2時間半。ぶらりローカル線の旅。iPhoneからは「世界の車窓から」が流れています(笑)。日本の名水100選にも選ばれた湧水町。鹿児島や宮崎の人でなければ、なかなか行く機会はないかもしれません。残念ながら室内展示場は工事中で見られなかったけれど、草間彌生さんの「ハイヒール」などはしっかり見ることが出来て、実に充実していました。帰りに温泉にも入りました。