記憶に残るブランドの作り方

記憶に残るブランドの作り方

配信日:2025年3月12日

「コーヒーを飲みたい」と思ったとき、多くの人がスターバックスを思い浮かべます。スポーツブランドといえばナイキ、スマートフォンといえばApple。なぜ私たちは特定のブランドをすぐに思い出すのでしょうか? そして、なぜそれが売上につながるのでしょうか?

ブランドの本質は、「消費者の記憶の中に築かれる意味や価値の集合体」です。どんなに優れた商品やサービスでも、消費者の頭の中に存在しなければ、選ばれることはありません。記憶に残るブランドは、次のようなメリットを持っています。

  1. 指名買いが増え、販売効率が圧倒的に良くなる
  2. 最初から指名買いであれば、競合と比較されることが少なくなり、価格競争を回避しやすい
  3. 友人知人などが困っている時、「これがいいよ」と消費者が自発的に推奨してくれやすくなる

つまり、「記憶に残るブランド」になることは、長期的なビジネスの成長に不可欠なのです。

記憶に残るブランドを作る5つの原理原則

では、記憶に残るためには、どうすればいいのでしょうか? そのために欠かせないのが、以下の5つの基本原則です。

1.一貫性
ブランドのメッセージ、デザイン、体験が統一されていることが重要です。どのタッチポイントでもブランドの世界観がブレないことで、消費者は安心感を覚え、信頼を積み重ねることができます。ロゴや広告だけでなく、商品、接客、SNS、Webサイトなど、すべての接点でブランドの価値観を体現することが求められます。
2.継続性
ブランドは短期間で作れるものではありません。一時的な流行に頼るのではなく、長期的な視点でブランドの価値を積み上げることが、持続的な成長につながります。ブランドのメッセージや体験が時間とともに進化しながらも、根幹の価値を維持し続けることが大切です。
3.ストーリー性
人は理屈よりも感情で動きます。「このブランドは自分を理解している」と感じると、自然と親しみを持つようになります。ブランドが持つ価値観や文化的な背景をストーリーとして伝えることで、消費者との感情的なつながりを強め、記憶に残るブランドとなるのです。
4.伝達性
生活者や顧客に、手を変え品を変えベネフィットを伝え続けることが重要です。まだ自社ブランド(またはカテゴリー)を使っていない生活者に対して、ブランドの提供価値を様々な工夫を凝らしながら、飽きさせないように伝え続けることが大切です。
5.適応性
時代や市場の変化に適応できるブランドは生き残ります。ただし、適応とは単なる変化ではなく、「ブランドの核(本質)」を守りながら進化すること です。変えるべきものと、変えてはいけないものを見極めることが鍵になります。例えば、ナイキは「Just Do It」の精神を守りながら、女性向け市場や環境配慮型の商品を展開し続けています。ブランドのコアメッセージを揺るがせることなく、消費者のニーズに応じた形で進化することが重要です。

記憶に残るブランドは、売上を生む資産

記憶に残るブランド

ブランドは単なるロゴや広告の集合体ではなく、消費者の記憶の中に築かれる資産です。記憶に残るブランドは、選ばれやすく、価格競争に巻き込まれにくく、長期的な成長が可能になります。

「どうすればこのブランドは消費者の記憶に残るか?」

この問いを常に考えながら、5つの原則を意識してブランディングを進めていくことが、成功の鍵となるでしょう。

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