ブランディング マーケティング どっちが先?

ブランディング マーケティング どっちが先?

配信日:2025年7月2日

企業の現場で、「うちはマーケティングには力を入れている」と語られることは少なくありません。たとえば新製品開発、製品リニューアル、キャンペーン設計、販促施策。これらはいずれもマーケティング活動の一環です。しかし「ブランディングはしていますか?」という問いには、返答に戸惑う企業も多く見られます。

実態として、多くの企業では“商品単位”での施策が中心

企業によっては「製品戦略=マーケティング」、「ロゴやマークの一新=ブランディング」といった誤認も少なくありません。つまり、企業はマーケティングには取り組んでいるものの、それがブランド視点で統合されているかというと、かなりあいまいな状態にあります。

この状況を俯瞰してみると、いま多くの企業が行っているのは「短期×局所」のアクション、つまり今売るための活動です。

一方、ブランディングは「長期×全体」の視点──未来の信頼を築くための設計。この違いを認識することが、まず大切な一歩になります。

2024年10月23日配信のメルマガに「ブランディングとマーケティングの違い」についての記事がありますのでよろしければご覧ください。

メルマガ「ブランディングとマーケティングの違い」

2024年10月23日配信
ブランディングとマーケティングの違い

「ブランディング マーケティング どっちが先」という問いに対する答えは?

現実的には、マーケティングが先に走っているケースがほとんどです。市場で売る、結果を出す、その過程で生じる違和感や非効率に直面したとき、はじめて「そもそもブランドとしてどうあるべきか?」という問いが浮かび上がってくる。

つまり、マーケティングが先に走り、そこに何らかの問題意識が生まれたとき、ブランディングが求められる。それが、多くの企業にとってのリアルな順序です。

このとき必要なのは、商品単位で積み上げてきたマーケティング活動を、一度「ブランドの視点」で再整理すること。そうすることで、バラバラだった点と点がつながり、組織としての一貫性や長期的な競争力へとつながっていきます。「どちらが正しいか」ではなく、「いま自社はどちらに偏っているか?」を見極めると、次の取り組み課題が見えてきます。

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