デジタルを学ぶこともコロナ対策になる

配信日:2020年5月20日

先週、突然会社のメールが使えなくなり焦りました。「一体、どうしたんだ?こんな時に!」リモート中心で仕事をしていると、これは世の中との断絶になってしまいます。おそらくレンタル・サーバの問題と思い、IDやパスワードから調べてみましたが間違ってはいない。何度トライしてもエラーメッセージが延々とでる始末で困ってしまいました。仕方ないので喫緊の連絡は直接、サーバの管理画面からメールの送受信をして凌ぐことに。慣れない操作をしていると、一通の地味なメールを見つけました。レンタル・サーバ会社からでした。「サーバ内部の調査を実施したところ、お客様ご利用の以下メールアドレスで複数の不審な海外ホストからメールパスワード認証を通過されている記録が確認されました」「メールパスワードの漏洩による不正利用が行われた可能性が非常に高いと判断されたため、まことに勝手ながら該当のメールアドレスのパスワードを変更いたしました。緊急を要する措置であったため、事後のご連絡となりましたことをお詫び申し上げます」。

「複数の不審な海外ホスト」「漏洩による不正利用」・・・怖いですね。大事にならず良かったと思うと同時に原因もわかりました。サーバ側で僕のパスワードを変更したことでした。だからそれまでのパスワードで復活させようとしても叶わなかったわけです。この連絡メール、サーバ側でパスワードを変更した後に送られていて、僕のパソコンに届く前にメールが使えなくなっていた。それを幸運にもサーバ内で見つけたのです。苦笑しながら早速、新しいパスワードを設定しメールは復活。まずは安堵しました。告白すると僕はメールや、ましてやITはあまり詳しくないのです。しかし、このような時期にこのような問題が起こると「苦手」とか言っている場合ではなく、いやおうにも学ぶものだと実感しました。今回もサーバのことだけでなくOutlook や、プロバイダーのことも随分と学びました。

メールに限らず、こうやってITやデジタルを学ぶこともコロナ対策に繋がると思いました。リモート環境では生命線だと思います。企業のマーケティングだって、これまでは「デジタル・マーケティングはちょっと」とか「うちはリアルの商売が中心で」と言っていられましたが、これからは「いやおうなく」ではないでしょうか。7月15日と16日に行う『ブランド・マネジメント基礎マスター講座』。先日、主催会社のマーケティング研究協会さんと打ち合わせをしました。この講座も2015年から続くロングランのもの。しかし今回はオンラインでやることになるので、「オンラインに適したコンテンツと運営」を検討せねばならず、そのための打ち合わせでした。例えばリアルならば2日間のセミナーも他の受講生と楽しく過ごしながら、あっという間に時間が過ぎますが、これがパソコンの画面を見ながらとなるとかなり疲れます。例えば2日間、同じテーマの動画や映画を見続けることを想像してみてください。それと同じです。それに在宅という受講環境を考えると「気が散る」ことがたくさんある。子供がうろちょろしたり、冷蔵庫の食べ物が気になったりするものです。だいたい、家の中にはセミナーより大切なことや面白いことがたくさんある。僕ならそう思います。

在宅での「生活者の時間価値」は外で働く時より高くなっている。要するにオンラインでのセミナーはリアルとは設計思想そのものが違ってしかるべきなのです。ただ単に勉強になるとか情報を伝えるだけではダメで「家のことより楽しくなければならない」。そんなことを考え、今回は他のセミナー講師のオンライン講座をいくつか受けてみました。感想は様々です。一つ気付いたのは、講師もオンラインのプロではないということ。そこで何人かの人気YouTuberの動画も見て研究もしました。さすがに動画(オンライン)で何億も稼ぐ人たちはすごく上手い。勉強になります。オンラインでのセミナーも先程のメールと同じで、「苦手」とか「やったことがない」とか言っている場合でなく、とにかく出来るだけ早く学んでやってみるしかない。僕もまだまだ学ぶことがたくさんあります。

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