新しい時代の事業ブランド戦略
配信日:2023年4月26日
2020年、コロナ禍が始まった時、このメルマガで「今後、どんな世界になっていくだろうか」という予測「アフターコロナのマネジメント①~⑤」という記事を、「生活者」「事業」「マーケティング」「働き方」「個人」のテーマで5日間連続配信しました。そしてようやく、先月3月13日に「マスク解禁」になり、世間的にもコロナを話題にすることがほとんどなくなりました。僕のなかではコロナ禍は終焉を迎え、いま新しい時代を生きています。そんな気分もあって、当時のメルマガでの予測がどの程度、当たったかが気になりました。仮説と検証ですね。そこでChat GPTにお願いしてより客観的で包括的、かつ個々の予測に細かいコメントをもらうレビューをしてみました。
僕がした質問は次の通り。「次の文章は2020年のコロナ禍になったばかりの頃に書いたものです。2023年現在の視点から内容がどの程度当たっていたか100点満点で示してください。また当たっていなかった内容について、あなたの2023年時点でのコメントをください」。そして点数は「生活者:80点」「事業:85点」「マーケティング:90点」「働き方:75点」「個人:90点」。コメントなどは長くなるので書きませんが、このような結果でした。点数や評価については、僕個人にも様々な思いがあります。しかしレビューをしているうちに、確実に時代が次のステージに進んだことは実感しました。「前向きな気分になった」という感じでしょうか。もちろん世の中はまだまだ変化を続けています。これは永遠に続きます。しかしコロナ禍終焉を機に、新しい課題に向けて新しい発想をし、新しい世界を築いていく絶好のタイミングだと決めました。
この4月から僕たちビーエムウィンも「新しい時代の事業ブランド戦略」に取り組み始めました。4月25日の公開オンラインセミナーはその第一弾です。現在、企業が直面する課題は次のようなものだと思います。「社会貢献」「持続的可能性」「顧客体験」「商品・競争優位」「ファンベース経営」「AI・デジタル化」「エンゲージメント/インナーブランディング」。僕たちは「商品・競争優位」「インナーブランディング」などを中心にこれまでも取り組んでいますが、それ以外に世の中では事業ブランド戦略に関する「新しいタイプの問題」が起きています。これらに積極的に取り組んでいるという企業はまだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。どの課題も抽象度が高いうえに大きなボリューム感があって、小手先の対応では難しい問題だからだと思います。このような問題に今後、僕たちも微力を尽くすことで、企業のみなさまに貢献できればと思っています。