今週2冊目のデジタル書籍を出版します。
配信日:2021年11月24日
11月3日に『数字とブランド(KDP出版)』という、僕の人生初のデジタル書籍を出しましたが、発売1カ月にして売上は上々です。発売して直ぐにアマゾンで売上ランキング4位まで上がりました。おそらくこのコラムを読んでくださっているみなさんが買ってくださったのでしょう。ありがとうございます。たくさんの方が買ってくださり、SNSでも紹介してくださいました。本当に感謝しています。今回、初めてデジタル書籍を出版して思ったのは「届くべき人に書籍を届けられる」ことです。デジタルの環境では「個人のインタレスト」がそのまま検索キーワードになるので、本当に的確に素早く届くことがありがたい。それはアマゾンの書評があがってくるスピード感にも表れています。例えば2015年に書いた僕の紙の本は出版後、何年もフィードバック(書評)がありませんでした。おそらくニッチなテーマで書かれた本というのはそうしたもので、多くは店頭にもなくアマゾンでも見つけられず、出版社の不動在庫になっているのがオチだったと思います。これでは書かなかったのと変らない。しかしデジタル書籍はその真逆。僕も本を出す時は「この本が必要なすべての人に届いてくれ」と祈るような気持ちでいますから、デジタル書籍は素晴らしいと感じています。
ところで『数字とブランド』に続き、11月26日(今週の金曜日)に2冊目のデジタル書籍を出版します。今度の本は『The Concept(ザ・コンセプト)』と言います。本書は以下のひとを想定して書きました。
・コンセプトにまつわる疑問や「もやもや感」をすっきりさせたい人
・売れるコンセプトの作り方を学びたい人
・企画業務や新製品開発などの仕事を始めたばかりの人
・顧客や社内での企画提案の成功率を高めたい人
・ビジネスで成功し、今以上の勝利を味わいたいと願う人(コンセプトはその出発点になる)
この本は成功するコンセプトを作り上げるための教科書です。営業や企画など、モノを売る人、企画提案を仕事にしている人にとって「コンセプト」は「もやもやしたもの」かもしれません。明快であろうとすればするほど、概念を弄(もてあそ)ぶ、または弄ばれるところがあります。これは「考える仕事」をしている人なら必ず通る通過儀礼のようなものだと思います。説明されても抽象的でよくわからず、「良い悪い」の絶対的な指針や評価基準もあいまいでした。「コンセプトをちゃんと学びたい」「そして売れるコンセプトを作りたい」。本書は僕のマーケター経験から、そのような人の悩みに向けて書いた「コンセプトの教科書」です。
本書の最大のメリットは「コンセプトを完璧に理解し使いこなせるようになること」、つまり「あなたを強力なコンセプト・メーカーにすること」です。
・顧客、相手に伝わるコンセプトが作れる
・顧客に喜ばれる、売れるコンセプトが作れる
・プレゼンで選ばれるコンセプトが作れる
・提案が通りやすいコンセプトが作れる
・斬新でユニークなコンセプトが作れる
・差別化された競争力のあるコンセプトが作れる
・競合が追随できないようなコンセプトが作れる
この本を手に取られた方が「コンセプトを完璧に理解し、素晴らしいコンセプトを手に入れ、ビジネスで成功し、いままで以上に勝利を味わってほしい」と願って書きました。コンセプトはそのスタート地点になるものだと思います。そして、まさに「一生使える」普遍的な内容を目指しました。これが本書にThe Conceptと名付けた理由です。表紙デザインもこだわりました。僕からの「クリスマス・プレゼント」のつもりです(2022年1月末まで)。あなたにとって素晴らしい未来と輝かしいキャリアをもたらす一冊となればと願って出版します。